化粧水っていったいなに?化粧していないメンズでもつけなくてはいけないの?
化粧水?男が使うものではないでしょ?僕は使わないよ
前は使っていたけど、面倒くさくなってもうやめたよ
化粧水の使用は、スキンケアをはじめた男性が必ずぶつかる問題ですよね
化粧水と聞くと、化粧していない男性の多くはあまり関係ないように思えますよね
でも実はメイクなどをしていないひとにも必須の化粧品なんです
本記事では化粧水の基礎知識から正しい使い方までをあますことなく、そして簡単にご紹介します
これを読めばわたしたちにとって化粧水の必要がどうかわかりますので、ぜひ最後までお読みください
結論だけ先にチェック!!
- 化粧水の働きと成分について説明
化粧水は保湿だけでなく、アルカリ性になった肌を弱酸性に戻すことで肌への負担を減らす
また乳液やクリームを肌に浸透しやすくし、塗るときの摩擦を軽減させる
- 化粧水の選び方について注意点を含めて詳しく解説
肌質タイプに合った保湿効果が高いものを選ぶことが大前提
使用時のピリピリは肌からの危険信号なので使用をやめること
- 化粧水の使い方について図や写真を使って解説
ポイントは手を使うこと!!
コットンの使用やパタパタと叩くパッティングはNG
化粧水は手を使って温めながら使うのが最大のポイント
化粧水とはいったいなにか?その成分とはたらき
そもそも化粧水ってなに?
化粧水は江戸時代からある伝統的な化粧品です
化粧水は江戸時代からあると言われています
当時、女性の化粧下地として使われる水のことを化粧水と呼んでいました
成分には花のエキスや香料などが含まれた、オーガニックな化粧品だったようです
実は海外では化粧水にあたる商品は使われないことが多いです
そのため海外ブランドのラインナップにある化粧水は、わざわざ日本向けに作られていることもあります
海外で使われていないのであれば、使う意味ないんじゃないの?
たしかに化粧水が不要という専門家のひともいらっしゃいます
ただまだ多くの専門家がスキンケアにおいて化粧水の使用をすすめているのも事実です
使用するかしないかは自己判断ですが、これまでの情報では判断できませんよね
それでは、もう少し化粧水のことを知り、わたしたちにとって必要なスキンケアなのか考えてみましょう
化粧品の成分と働き
化粧水の中にはいったい何がはいっているの?
化粧水というくらいなので、その成分のほとんどが水でできています
化粧水のおよそ7~8割は水でできています
そのほかに水に溶けやすい水性の美容成分を配合したものが、いわゆる化粧水です
ここで化粧水の3つの効果をご紹介します
化粧水の3つの効果
- 洗顔によって失われた角質層の水分を補う
- 洗顔後の肌のpHを弱酸性に戻す
- 乳液やクリームの肌への浸透や効果を高め、同時に塗るときの摩擦を軽減する
①洗顔によって失われた角質層の水分を補う
男性の肌は実は水分が少ないですが、その代わり皮脂が多く、それが保湿効果を担っています
しかし洗顔によって必要な皮脂までも洗い流してしまうので、洗顔後は乾燥状態になりがちです
肌は乾燥すると、乾燥を防ぐため皮脂を過剰に分泌し、肌が脂っぽくなってしまいます
そのため洗顔後、化粧水での保湿が必要になります
化粧水を使用する最大の目的は保湿をすることです
保湿成分がしっかり入っているか、商品購入前に確かめましょう
主な保湿効果がある成分
ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン、ポリクオタニウム-51、BG
肌を清潔に見せるにはキメを整えることが必要です
乾燥していてはキメは整えられませんので、保湿には十分注意しましょう
②洗顔後の肌のpHを弱酸性に戻す
肌は本来弱酸性ですが、洗顔料はアルカリ性の商品が多く、洗顔後の肌は一時的にアルカリ性になりがちです
アルカリ性になった肌は自然に弱酸性に戻りますが、健康な肌で3時間程度はかかると言われています
肌は角質層が弱酸性に保たれていることでバリア機能が正常に働くことができますが、アルカリ性では正常な働きはできません
そして肌がアルカリ性から弱酸性に戻る途中、雑菌が繫殖し、ニキビが発生しやすいpH<酸性値>を通過することがあります
バリア機能を正常に働かせるため、雑菌が繁殖しやすい時間を最小限に抑えるために洗顔後はいち早く弱酸性に戻す必要があります
また角質層を弱酸性に戻すことにより、水溶性の美容成分を留まるベースを作る効果もあります
アルカリ性を中和してくれる成分はほとんどの化粧水に含まれていますが、気になるひとは成分をチェックしてみましょう
主なアルカリ性を中和し肌を弱酸性に戻す成分
クエン酸、リンゴ酸
③乳液やクリームの肌への浸透や効果を高め、同時に塗るときの摩擦を軽減する
まず化粧水は水分を肌表面の角質層に浸透、保湿することで肌を整えます
しかし水はすぐに乾燥してしまいますので、乳液やクリームなどの油分で蓋をしなくてはいけません
化粧水は、それ自体だけでは効果が少ないんだね
そうですね、乳液やクリームと使って高い効果を見込めます
また乳液やクリームなどの効果を高める効果もあります
化粧水は水分を角質等に浸透させることで皮膚の各層を柔軟にし、乳液やクリームを簡単に浸透、保湿成分を行き渡らせやすくする効果があります
同時に皮膚が柔らかくなることで、乳液やクリームを塗る際の摩擦を減らし、肌の負担を減らしてくれます
どうして肌は弱酸性なのに、洗顔料はアルカリ性が使われているのか?
ところでどうして肌が弱酸性なのに、洗顔料はなぜアルカリ性が多いの?
アルカリ性は酸性の汚れを落とすことに優れているからです
皮膚は弱酸性のため、洗顔料には皮膚の汚れを落としやすいアルカリ性の成分が使われています
ただしアルカリ性だからと言ってすべて悪いわけではありません
強い汚れには弱酸性の洗顔料では物足りず、アルカリ性の商品のほうが優れています
時と場合によって使い分けることが肝心です
化粧水のメリット・デメリット
化粧水がすすめられているのにはきちんと理由があるんだね
そうですね、でも使用するデメリットもあります
化粧水を使うにあたってはご紹介したメリットがありますが、デメリットも存在します
ここで一度、化粧水を使用するメリット・デメリットを整理してみましょう
化粧水使用のメリット・デメリット
内容 | |
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メリット | ・洗顔後の肌を保湿し、いち早く弱酸性に戻すことで、肌への負担を減らす ・次のスキンケアの質を高めることで、全体のスキンケアの質を高める |
デメリット | ・含まれている美容成分が必ずわたしたちにとってよいものとは限らない (よくない成分が含まれ、肌に悪影響がある場合もある) ・お金がかかる |
すべての美容成分がわたしたちの肌によいものであればいいですが、時には悪い成分も含まれていることがあります
自分の肌にとってよくない成分が含まれている可能性がありますので、この点はデメリットです
またお金がかかってしまう点もデメリットです
乳液やクリームとあわせて購入すると、それなりの金額がかかります
使用するときはこのデメリットをきちんと頭にいれておくようにしましょう
化粧水の選び方と注意点
化粧水を使おうと思うけど、どうやって使う商品をきめたらいいの?
肌質タイプによって商品を決めるのが基本です
化粧水は肌質タイプで選ぶ
化粧品を選ぶときは、化粧水に限らず肌質タイプによって商品を決めるのが基本です
ただ化粧水は、どの肌質であっても保湿力を重視して選ぶことをおすすめしています
乾燥肌のひとは特に保湿力が重要ですが、脂性肌のひとであっても保湿は大切です
脂性肌のひとでも洗顔後は乾燥しがちで、水分量不足による皮脂の過剰分泌でテカリが増すこともあります
またサラサラだったり、しっとり、さっぱりといった商品のキャッチコピーは、あくまでメーカーが販売するための表現です
自分にあった商品は使用前にテスターなどで試すようにしましょう
ニキビ、吹き出物が気になる場合は、殺菌成分配合の商品を選ぶのもおすすめです
原因菌を殺菌することで、肌を清潔にたもちます
主な殺菌成分
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、サリチル酸
ただ繰り返しになりますが、基本として化粧水はあくまで保湿が目的です
保湿が目的であることを前提に、まずは自分の肌質タイプにあった商品を選ぶようにしましょう
ピリピリは肌からの危険信号
買った化粧水を使ってみたらピリピリしたように感じるけど、これは肌が引き締められている証拠かな?
肌が刺激を感じている証拠です、すぐに使用をやめましょう
商品を使ってピリピリと痛い場合はすぐに使用をやめましょう
配合されている添加物(人工香料やメントール、エタノール など)が体質に合わない可能性があります
普段カミソリ負けをしてしまうひとは、エタノールなどの刺激物を含まず、炎症を抑える成分が入った商品を選びましょう
主な炎症を抑える成分
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、サリチル酸
カミソリ負けとは?
シェービングによって角質層が損傷、炎症を起こしやすくなっている状態です
顔が赤くなる、痛くなる、出血する、かゆくなることがあります
エタノール(アルコール)は肌に悪いのか?
エタノールは肌に悪いものなの?
使ってはいけないの?
肌が敏感なひとにとっては悪影響を与えることがあります
化粧品の多くには、エタノールが配合されています
エタノールとはアルコールの一種で、何も補足がない場合、アルコール消毒などで使われるほとんどはエタノールです
ただ化粧品にエタノールが含まれるにはきんとした理由があります
エタノールが配合されている理由
- 無色透明の揮発性の液体で、様々な成分を溶かす作用があり、各成分を配合するのに適しているため
- 殺菌効果があるので防腐のため
- 清涼感で爽快感を演出するため
- 皮脂や汚れを取り除く、肌や毛穴の引き締め効果のため
この特徴をみるとエタノールは化粧品には欠かせない成分なんだね
でもエタノールにはデメリットもあります
エタノール配合のデメリット
・肌を乾燥させる
・刺激をあたえる
商品鮮度を保つには必要ですが、そのぶん肌に多くの負担を与えてしまう印象です
最近ではユーザーもアルコールが含まれない商品を選ぶ傾向が高まってきています
そのためメーカーも「アルコールフリー」や「ノンアルコール」商品を次々に発売しています
またトウモロコシなどの自然由来のアルコール成分配合の商品も発売されています
こちらは肌に優しいといわれているので、自然由来の商品を選ぶのもおすすめです
ただし自然由来のものであっても敏感肌のひと、肌荒れを起こしやすいひとは使用は避けるようにしましょう
またアルコールの影響が気になる場合は、使用時に手でなじませてから付けましょう
手で温めることによって、揮発性のアルコールは、多少成分を飛ばすことができます
くわしくは次章でご説明します
化粧水の使い方を簡単解説
化粧水のつけ方、やり方がわかりません!!
図や写真を使って簡単・丁寧に正しい使い方を解説します
化粧水を使いたいけど、どうやって使ったらよいかわからないメンズは多いです
CMなどでコットンでパタパタとつけているイメージがありますが、男性も同じでよいのでしょうか?
化粧水初心者の男子のために化粧水の使い方について、順番どおりに説明していきます
図や写真を使ってわかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてみてください
まずは洗顔を終わらせる
化粧水は洗顔後に使用することが多いです
洗顔が終わったあと、水分を逃がさぬため、タオルで拭かずに濡れたまま化粧水を使用することをおすすめします
本当に肌はすぐ乾きます
濡れたままでもすぐ乾くのがわかると思うから、一度試してみて
化粧水を手にとる
まずは化粧水を手に取ります
量の目安は、水のようなさらさらしたテクスチャーの場合は500円玉程度です
しっとりとしたローションタイプのような化粧水はそれよりも少なめでOK
手になじませる
次に手になじませ、化粧水を温めることによって肌なじみをよくします
また化粧水に含まれることがあるエタノール(アルコール)は揮発性です
そのためアルコールが気になるひとは、手の温度でよく温めれば、多少アルコール分を飛ばすことができます
手の平でやさしく顔を包みながらつける
手になじませた化粧水を両頬、額の3点を包みこむようにしながらつけていきます
その後、顔の中心部にもなじませた液を手のひらで押さえるように付けます
途中で足らなくなったら、重ね付けしてもかまいません
つけ漏れがないように、たっぷりとつけましょう
そのまま次のスキンケアに移りましょう
化粧水は、それ自体では保湿効果が少ないため、導入液としての役割が主です
化粧水だけで終わらず、次のスキンケア(乳液、クリーム)を行い、保湿効果を上げるようにしましょう
また化粧水はタオルなどで拭きとらないようにしましょう
せっかくの水分を拭き取ってしまっては意味がありません
べたつくのが気になるかもしれないけれど、ここは我慢しましょう
化粧水をつけるポイント
化粧水をつけるポイントは、手でつけることです
手でつけることによって、頬やおでこ、鼻筋など、細かなところまでケアすることができます
また人肌で温度を上げることによって肌なじみをよくし、化粧水に含まれるアルコールを飛ばすことも可能です
コットンの使用や叩いてつけるのはNG
化粧水の使い方はわかりましたか?
よくわかったよ!
でも化粧水というと、コットンを使ったり、パタパタ叩いてつけるイメージがあったけど、しなくても大丈夫なの?
コットンもパタパタつけることもおすすめしていません
パタパタと肌をたたくことをパッティングと言います
本サイトではコットンの使用やパッティングはおすすめしていません
コットンの使用は、摩擦を起こし肌に刺激を与える可能性があります
またパンパンと叩きながら行うパッティングも肌を刺激するので逆効果としています
肌に刺激はNGですので、化粧水を使うときでも、できる限り刺激を与えないようにしましょう
化粧水は1日2回、シェービングと就寝前がおすすめ
化粧水は1日何回行うのがいいの?
決まった時間やタイミングがあるの?
基本は朝晩の1日2回と考えましょう
化粧水は洗顔の後に行うのが基本なので、洗顔の回数によって化粧水をつける回数も違います
当サイトでは洗顔料を使った洗顔は夜寝る前の1日1回をおすすめしています
ただしもし朝シェービングをする場合は、シェービング後にも化粧水をつけましょう
シェービング後は炎症状態になりますので、肌荒れを防ぐ成分を多く配合する化粧水がおすすめです
主な肌荒れを防ぐ成分
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、サリチル酸
洗顔後とシェービング後では使用目的が違いますので、できれば目的にあった化粧水をそれぞれ用意するのがいいですね
まとめ
今回は化粧水の基礎知識から、使い方までご案内しました
化粧水の効果
- 洗顔によって失われた角質層の水分を補う
- 洗顔後の肌のpHを弱酸性に戻す
- 乳液やクリームの肌への浸透や効果を高め、同時に塗るときの摩擦を軽減する
化粧水の役割は保湿と前後のスキンケアをサポートです
化粧水の選び方
- 肌質タイプにあわせて選ぶことが大前提
- 化粧水は保湿するもの
- 使用時にピリピリした場合は要注意、配合されている添加物に気を付けて使う
化粧水はあくまで保湿することだけを考えましょう
化粧水の使い方
- 洗顔を終わらせる
- 化粧水を手に取る
- 化粧水を手になじませる
- 手のひらでやさしく顔を包みながらつける
- そのまま次のスキンケアに移る
手になじませ、温めながら使うのがコツです
やっしーは化粧水を使っているの?
ぼくは化粧水をつけています
ただし僕自身は乾燥肌なので、エタノールが含まれない、配合成分も少なめの商品を使うようにしています
いずれぼくの使っている商品もご紹介します
男性にはなじみが薄い化粧水ですが、自分の肌にあった商品を使えば、普段のスキンケア効果を一段上げることが可能です
これを機会にぜひ化粧水の使用をご検討ください
これからもあなたの美容レベルを上げる情報を発信し続けていきます
ご覧いただきありがとうございました